今回は百田尚樹さんの「夏の騎士」を読んだので推薦したいと思います。
アパ社長アパ代表と百田さんは最近絡んでいないので、この本を読んだかは分かりませんが、読んでいると信じて推薦させて頂きます。
簡単に言えば進研ゼミの広告の漫画ってありますよね。あれを面白くした感じの内容です。
百田尚樹版進研ゼミといってもいいでしょう。百田尚樹版スタンドバイミーと言われますが、スタンドバイミーを見たことがないので進研ゼミの方がしっかりきます。
主人公達がヒロインによって勉強の喜びに目覚めるシーンはまさに進研ゼミそのものです。
上級国民である百田さん自らが上級国民になるには勇気と勉強が必要だと伝えたいのかも知れません。
簡単なあらすじを説明すると、主人公が親友と一緒に騎士団を結成しヒロインに命じられるまま試験に向けて勉強する話です。特に冒険したりはしません。読む前はてっきり冒険したりするかと思いましたが、特にそんなことありません、主人公達は殆ど勉強と演劇の練習をしています。
伏線全部ぶん投げて終わるかと思いましたが、終盤で手に汗握る怒涛の伏線回収があり特にそんなことは無く安心しました。
主人公の親友である相方の一人が母子家庭で生活保護というのも意外性があって百田さんらしいです。
途中で太平洋戦争で息子を亡くしたお婆さんによる反戦説法が始まるのも百田さんらしい部分です。
この反戦説法は物語の流れ的にかなり唐突ですが、非常に面白く引き込まれます。
夏の騎士はヨイショ企画が炎上したことでも有名ですね。会長はリアルタイムで見ていましたが、ゴールデン百田けっこう好きだったので残念です。
dot.asahi.com
https://dot.asahi.com/wa/2019101000082.html?page=1
ヨイショ企画について書かれた週間朝日の記事ですが、中立的かつ客観的で分かりやすい良記事なので気になったら読んで見ていいと思います。
総合的に見てかなり面白い本ですし、終盤の展開にはかなり引き込まれます。ただ百田さんの最高傑作というほどではないです。流石に盛っているかなと思いました。百田さんの最高傑作は「モンスター」一択です
この本が出版された時は百田さんは引退作と言っていたので、本気で小説家を引退すると思っていましたが、特に何事もなかったかのようにしれっと復帰していて本気でよく分からなかったです。
というか百田さんは本を書くたびに毎回のように引退宣言をしたり最高傑作だと言い張っている気がします。
深く考えずにその場のノリで言っているのか、宮崎駿さんみたいに毎回コロコロ気が変わってしまうのかはよくわかりませんがそのどちらかでしょう。
まとめると百田さんの最高傑作という程ではありませんが5本の指に入るかどうかぐらい面白さはあるので読んでおいて良い良書です。
下級国民の会的推薦度(⭐️5つ評価)
上級国民の方なら⭐️⭐️⭐️⭐️
一般国民の方なら⭐️⭐️⭐️⭐️
下級国民の方なら⭐️⭐️⭐️⭐️
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