上級国民に憧れる下級国民の会

情弱な下級国民同士で生存の為の知恵を共有していきます。

警備員におすすめのトランシーバー(下級国民の会推薦)

f:id:kyakyuukokumin:20210324142236j:plain
自腹の誘惑に耐えきれずトランシーバーを買ってしまいました。すいません下級国民失格です。購入したトランシーバーにはアパ太郎と名づけ現場で頑張って貰っています。その時に色々調べたんですが、メーカーに配慮した当たり障りのない記事とトランシーバー使ったことあるのか疑いたくなるエアプ色の強い記事が多く買う時あまり役に立たなかったので自分で警備員向けのトランシーバーについて書いていこうと思います。

エアプ解説はしたくないので、現場で実際に見たことのある警備員に人気のある機種のみに絞って言います。

まず基本的な説明からです。警備員の使っているトランシーバーは特定小電力トランシーバーというもので、送信出力が10mwと決まっています。トランシーバーは9ch機と11ch機その両方と通信できる20ch機があります。

極論を言えば20ch機でパーティー機能(周波数が被るのを防止する機能)さえついていれば何を買っても最低限のラインは満たしています。
現場であるといい機能としては防水、防塵、落としても壊れない、ベルトクリップがしっかりしている、音が綺麗、大音量、アンテナ感度がそこそこ良い、携帯製に優れる、電池持ちが良い、トーンバースト機能(無線終了後のザッという音を消す機能)などがあると良いです。重さは実際つけてみると軽いモデルを使ってもあまり違いを感じないので気にしなくていいです。

大手メーカーはアイコムjvcケンウッド八重洲、アルインコがありますが、上の条件を多く満たすトランシーバーとなると大体アイコム機になってしまいます。その為警備会社ではどこもかしこもアイコム機採用で、自腹で買う場合もアイコム機が優先されます。トーンバーストはアイコム八重洲の機種にはほぼ搭載されていますしね。というかそれ以外の会社にほとんど搭載されない機能です。

フリラー(趣味でトランシーバーを使う人)の人達は100キロ先との交信とかをやるので、通信距離が最優先ですが、警備員は精々1キロ(それより遠ければ電話)なので彼らの言っていることは感覚が違うので警備員基準だとあまり参考になりません。
例えばロングアンテナだと通信距離が伸びるので, フリラーでは必須扱いですが、警備員だと持ち運びしにくさと壊れやすくなるデメリットの方が目立つためあまり使われません。逆に携帯しやすい回転式アンテナモデルの方が人気です。中継機も現場だと使わないので対応している必要はありません。チャンネルのスキャン機能も使うことはありません。スケルチオープンもやりません。

おすすめ度

S IC4110    kb3000(ic4110のライセンス生産品)
ic4110はアイコム製で音がデカくて綺麗で防水、普通のイヤホン使えるなど上の条件をほぼ全て満たす為、警備員に一番人気のあるトランシーバーです。自腹勢には特に赤が人気あります。なんで赤なんでしょうね。
kb3000は中古でよく叩き売りされているので、中古で買うならおすすめです。安い奴なら3000円くらいで買えます。


A ic4300    ic4100    UBZ-LP20    FTH314
ic4300はアイコム製で自腹勢に2番目に人気のトランシーバーです。ロングアンテナモデルもあり、そちらも人気です。フリラー界隈だと感度が悪いクソ機種と言われていますが、ロングアンテナだと感度は良い方ですし、ショートアンテナでもic4110やic4100と同等か少し悪い程度です。現場で使うのには問題ありません。むしろスピーカーが貧弱な上にネジ込み式プラグ採用なので普通のイヤホンが使えないことの方がきついです。普通のイヤホンを差し込むと不具合が起きる為、専用の変換プラグかイヤホンマイク必須です。使っている上でトーンバーストに少し不具合があって受信のザッは全て削れるほど完璧ですが、送信時4回に1回くらい機能しないことです。あとネジ込み式プラグそのものの使いづらさ以外の不満はありません。軽さや防水性能など部分的にはic4110に勝っていますが、総合的に見ると劣っているので中古で5000円以下で安く買える以外ならic4110を買った方がいいと思います。良い機種ですけどね。
ic4100はアイコム製でic4110の旧型です。音が小さい以外はほぼ機能一緒なので現場で見かけます。運がいいと中古だと3000円台で買えることもあります。
UBZ-LP20はケンウッドのトランシーバーで音の大きさと綺麗さに定評があり、自腹勢に3番目に人気があります。人気があるので中古でも高いです。送信音もアイコム機と比べてもクリアで聴きやすいです。ただ感度はかなり悪い機種みたいですが。後継機が出たので暫くすれば中古価格が暴落するかも知れません。
FTH314 八重洲のトランシーバーです。感度がアルインコ機並みに良く、上の条件も多く満たしていますが、中古でほぼ売ってない上に新品8000円超えがネックになりたまにしか見かけません。あと八重洲なのでチャンネルの表記がアイコムと違います。注意してください。

 

B ic4188    UBZLM20    SR70
ic4188はアイコム製でic4110の上位機種です。感度、音、機能などあらゆる面で最強の機種ですが値段が2万近いです。下級国民には2万はきついと思います。現場で仲良くなった他社の警備員が使っていて羨ましかったです。

UBZLM20  LP20の旧型です。音が小さいですし、カタログ見た感じだと感度も悪そうです。しかし実際使っている人に聞くと結構使えるみたいです。中古だと3000円以下で叩き売りされていることも多いので、狙い目です。

SR70(SR70a)八重洲のトランシーバーです。ic4300の八重洲版(モトローラ?)みたいなトランシーバーです。使った人曰く感度が結構良いらしいです。時々何故か中古で3000円くらいで叩き売りされるのでそれが狙い目です。

C djp221などのアルインコ系
感度に定評がありますが、現場で使うのには向いていません。アルインコのトランシーバーを現場で使ったことがありますが、ベルトクリップがバネ式ではなく、やけにショボいですし、djp221なども含めて音がこもっていて聞き取りづらいです。複雑な内容だと伝えられないと思います。フリラーには大人気ですが警備だと100キロ先との交信はしないのであまり感度というメリットを活かせないですしね。アルインコのトランシーバー持っている人でも途中でアイコム機を買って、結局アイコムしか使わなくなるという人も多いです。ストレートに言うと買う人は多いけど使う人はほぼいないトランシーバーです。アルインコ機は現場で最も使われるアイコム機とチャンネルの表記にズレがあるのも不人気理由の一つです。ケンウッド機も表記が違いますが、あっちは何故か使う人が我慢するので不満は聞きません。

おすすめ出来ない ファーストコム系 ブルーセンチュリーなど
ほとんどの機種は現場で必要な防塵防水がついていませんし、現場でも見かけません。このタイプを買うなら現場のトランシーバー借りた方がいいと思います。それに買ってる人もあまりいないので人柱にならなければ行けませんしね。

現場では見たこと無いですが、ウェッジトーキーも開発アイコムなのでAくらいのおすすめ度はあると思います。カタログスペックを見た感じic4300の弟みたいな機種ですし。新品だと6000円代なのが魅力です。

あと最後にカタログの見方です。

IPというのが防水防塵性能です。数字が高いほど性能がいいです。IP54(防滴)くらいが最低限でIP55くらいで十分です。IP68(完全防水)が一番上ですが風呂で使うことは無いでしょうから持て余します。雨の中使えるくらいの防水性能があれば十分です。

受信感度というのはアンテナの性能目安で低ければ低いほどいいです。−13dBµなら普通で−14dBµあれば理想です。数字が大きければアンテナ性能には期待できません。受信感度はカタログに書かれていない場合も多い上、カタログと実際の感度が違う場合も多い為目安程度にしてください。

低周波出力というのはスピーカーの音量です。電池3つモデルだと400mw前後が多く、1本モデルだと40mw前後が多いです。電池1本モデルは3本モデルに対して音量が約10分の1なので野外だとスピーカーは使い物にならず事実上イヤホン必須です。旧型だと電池3本でも音が小さい場合があるので必ず確認しましょう。

1P(1ピン)はねじ込み式プラグのことで、変換コード無しでは普通のイヤホンは使えません。イヤホンを使いたいなら1P対応ものか変換コードのどちらかが必要です。2P(2ピン)は普通のイヤホンが使えますが、防水性能が低いです。メーカーによっては同じ2Pでも形状が違い互換性が無いので自分のトランシーバーと対応しているものを買いましょう。

まあ色々書きましたが、IC4110かKB3000を買っておけば大丈夫です。

にほんブログ村 その他生活ブログ 貧乏・生活苦へ

こちらの画像を押せばあなたもアパ社長のように自腹系上級国民になれるかもしれません。
にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村