上級国民に憧れる下級国民の会

情弱な下級国民同士で生存の為の知恵を共有していきます。

いじめが多い現代社会 下級国民警備員録

母の話によれば、悪友数人と一緒になって、一人の同級生に大怪我をさせたという。これだけでも十分に憎むべき行為だったが、なおぞっとしたことは、彼らはその被害者の少年に半年以上にわたって毎日のように暴力的ないたぶりを加えていたというのだった。
「なんちゅうムナクソの悪いガキや 。 一人を大勢でいじめるいうのは、かつて自分がされて苦しんできたことやないんか!」
ぼくは思わず吐き捨てるように呟いたが、次の瞬間、あっと思った。それだからこそ、そんな真似をするのかーー。それに気付くと何とも言えない嫌な気持ちになった。

 

上記は「錨を上げよ」4巻より引用させてさせて頂きました。僕のことを良く思ってくれていた隊員が現場で受けていた集団いじめがエスカレートした結果、暴行されて怪我をさせられてしまい、色々と思う部分があった時期に読んでやるせなくなった言葉なので。少し昔話をします。

僕は子供の頃いじめを受けていました。小学校の頃もいじめられることはたまにありましたが、中学に入ってからやばい奴に目をつけられて本格的にいじめられていました。いじめの加害者は中学生の癖に髪を染めているような人で、毎日のように何もしていないのに殴られたり、蹴られたりしました。加害者の親が有名なモンスターペアレントだったのもあっ担任教師は見て見ぬフリで助けてくれませんでした。「俺は人をいじめることの楽しさを知っている」と公言している人だったので当然ですね。一度殴り返したこともありましたが、その時に教師は僕に何をされても我慢するように言いました。当時は冗談じゃないと思いましたが、気の弱い僕は言い返したりは出来ませんでした。泣き寝入りです。それだけではなく一度その教師に体罰を振るわれ怪我を負わされたこともありました。こういうこともあって社交性のない暗い性格になってしまったので、彼らは僕から未来を奪ったと今でも思っています。

とは言え、何も僕だけがこんな目に遭っていた訳では無いです。僕が学生頃、当時はまだ暴力教師などそこら中に居ましたたし、体罰が平然と行われていました。そしてそれが大きな問題になる時代でもありませんでした。結局、他の人と違っていじめや体罰にすら耐えられない僕自身の弱さが招いた結果なのかもしれません。それでもあの時に何かやれることがあったんじゃないかと思うこともあります。もちろん過去は変えられませんが。

学生時代の僕はいじめなどもあってなにをやっても無駄な気がして、結果的に底辺高校しか行けませんでした。そんなんですから大学にも行っていません。僕の経歴ではホワイトカラーの仕事には受からないので警備員などのブルーカラーしかなれる仕事は無いです。

大人になってなった今でも、いじめを目にすることがあるし、自分が被害者になることもあります。この前も警備の現場でいじめ紛いの恫喝や嫌がらせを受けました。僕と仲のいい隊員がいじめられて暗い性格にされるのを一人だけでなく、何人も見てきました。いじめられる隊員は大体みんな真面目で礼儀正しい良い人が多いです。そしてその手の隊員ほどロクでもないヤツに食い物にされてしまいます。そういう隊員はいじめられてもやり返しません。我慢して反撃しないので、どんどんエスカレートしていきます。そして突然会社を辞めたりして居なくなってしまいます。

良い人がいじめられて怪我を負わされて別の現場に行くことになったり、突然会社を辞めたりするのを何度も見てきたし聞いてきました。僕にも似たような経験をしてその現場から逃げたことがあります。そしていじめの加害者たちは平気な顔をして何の罰も受ける事なく無罪放免されます。泣き寝入りしそうな相手さえ選べばいじめなんてやり放題ですからね。良い人ほど損をして悪いやつほど徳をする「嫌な社会」です。

 

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そういえば「交通誘導員 ヨレヨレ 日記」の作者も警備業界に入ってから生まれて初めていじめられたと言っていましたが、案外どこの会社も似たようなものなんですね。

 

アキロッソさん、グラチーさん、テイルズさん、ぶーさんさん、ちえママさんブコメありがとうございます。その教師もヤバい人ではありましたが、当時はこのレベルはいくらでもいました。Z世代の若い人たちが羨ましいです。