上級国民に憧れる下級国民の会

情弱な下級国民同士で生存の為の知恵を共有していきます。

オリンピックで大儲けした警備業界 下級国民警備員録

ちょっと旬が過ぎてるにも程がある話題ですが、オリンピックの頃の話でもしていこうと思います。

あの頃はオリンピックとそれに伴う建築ラッシュで完全に特需状態でどこの警備会社も人手不足、単価や日当は毎年のように上がり、他県の警備会社ですら狂ったような人手不足状態でした。

特にオリンピック前後はすごくて、あの時期って本来ならあんまり仕事がないんですが、オリンピックの警備に人を割きすぎたのか人が足りなくてしょうがなかったみたいで毎週休日出勤していました。まあ会長はオリンピック組から外されてしまいましたが。オリンピック組から色々話聞いてると会長も選ばれたかったですね。

あとオリンピック組の皆さん総じて言っていることは「クソ楽だった」ということです。怒鳴られたりもなく、業務も建築土木より楽で休憩時間はきっちり取れるみたいです。しかもエアコン全開の控え室で。

一方その頃会長は激戦区のやべえ現場でずっと隊長やらされてました。その現場では怒鳴られたり、脅迫されたり、良い監督さんや所長さんと出会ったり、なぜか毎日のように酔っ払いのゲロが落ちていたり、血まみれのおじさんが倒れていて介抱したりと色々ありましたが、昼くらいはせてめエアコンで涼みたかったですね。

隊長だからと言って血まみれのおじさんを助けてあげて欲しいと言われても困りますよね。検定のときに負傷者搬送やら色々やりましたが、実際にやったのはたまたま通りかかった警察官におじさん引き渡したくらいですが、冷静に考えると自分で救急車を呼ぶくらいはするべきでしたね。

まあ現場のハプニングの話は置いておいてオリンピックの話に戻ります。

こうしたオリンピックの特需のおかげで、普段死ぬほど搾取されまくっているブルーカラーの労働者達の給料や待遇は随分改善されたようなので個人的には有意義なイベントだったと思います。今だと日給はどこも大体1万以上が多いですが、以前だと8000円とかザラだったみたいなので。

というか今の日本社会においてホワイトカラーと比べてブルーカラー非正規労働者たちは搾取されすぎかと。そもそも給料安い、きつい、危険といういわゆる3Kの仕事が平然とまかり通っていたのが異常事態でそれが多少でも改善されたのはとても喜ばしいことです。というかバカバカ死人が出るような仕事で年収200万なのが異常極まりないです。我々も人間なのでせめて給料くらいは人並みであってくれないと。

待遇が改善され過ぎてベテランの人たちは逆に、この後給料が下がったりといった悪化にびびっている状況です。というかベテランいわく実際バブル崩壊後や民主党政権の2010年前後に警備員の単価が下がって給料にかなり影響があったみたいなので。今回はそうはならないと信じたいです。他の会社の求人見ると日当がオリンピックの頃と比べて1割くらい落ちているような気がしますが多分見間違いですよね。

この調子で公共工事をどんどんやってブルーカラーの待遇をぐんぐん改善していただいて、我々のような下級国民でも人間らしく生きられる社会が来ると良いですね。

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グラチーさんブコメありがとうございます。竹中さんはオリンピック以外でもいつみても儲けまくりで、皮肉とかなしで羨ましいですね。もちろんこれからはグラチーさんの言うとうり全員の給料が上がるのが理想です。

ちえママさん、あやなすさん、aktownさん、Tamayoさんブコメありがとうございます。世の中ほb面というか華やかな裏では血反吐吐いている人がいっぱいいますよね。自分はもう正直諦めて割り切ってます。