上級国民に憧れる下級国民の会

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楽な現場の常勤になった話 下級国民警備員録

警備の話になると愚痴っぽい話や業界の暴露話みたいなのばかりになってしまいがちなので、今回は当たり現場の常勤になって甘い汁を啜りまくった時の話でもしていこうと思います。

警備の現場って基本的に土木や建築、駐車場など色々ありますが基本的に土木工事が楽だと言われています。理由は単純で早く帰れるからです。もちろん例外はありますが、大体他の現場が9時間勤務(まれに12時間)のところを1、2時間早く帰れることが多いですね。あと人数も多いので建築と比べると癖がエグい隊員とエンカウントしても、自分が狙われる確率というのは低くなりがちですね。

その当たり現場の常勤になった経緯ですが、その現場の常勤の検定持ちが絵に描いたようなチンピラ隊員で、暴力沙汰やら脅迫やら色々とやらかしてしまいました。それで変わりにヘルプで入った会長がそのまま流れで常勤入りしたという感じです。会長もその人と他の現場出会った時に死ぬほど罵声を浴びせられたので、この人より会長の方がマシという判断は自分で言うのもアレですが割と妥当かと。まあ業界ではよくある話ですね。

こんな経緯で常勤になっているので、多少のミスはあいつよりはマシ扱いでなかった事にされますし、土木なので早く帰れます。9時開始で毎日3時に帰っていました。しかも家から片道40分という圧倒的な近さです。監督さんや作業員さんも怒鳴ったりするタイプではないですし、他の常勤も癖強めはそこまで多くなくてストレスフリーです。まあマウント取るのが大好きな癖強も一人いましたが、会長の前任の癖強2級持ちと比べるとそこまででは無いですね。少なくとも手が出るタイプでは無いので。

あと強いて言えばチンピラがその辺を徘徊していて2日に1度くらいのペースで絡んでくるのは難点ですが、これは言い出したらキリがないので仕方ないでしょう。

正直この現場に配属される前に仲良かった隊員が死体で発見される事件があったので、やめようか本気で迷っていたのですが、こうなったらもう辞められないですよね。こんなんで毎日1万近く貰っちゃっていいのと思ってしまうほどでした。こんなんいくらなんでも美味しすぎる経験です。

まるでこの餅をバキュームしているお爺さんのように甘い汁を毎日すすっていました。警備業界の餅すすりおじさんになっていました。

 

そんな楽な現場ですが、途中参加なのも相まって3ヶ月くらいで工事そのものが終わってしまいました。あの時期は楽すぎて体力が余っちゃうので、繁忙期でしたし休日出勤も毎週やってました。できればもう少し長く続いて続いて欲しかったんですが、公共工事なのでこればっかりはしょうがないですね。

まあこんな感じで警備は嫌なこともいっぱいありますが、甘い汁を啜れることもあるという話でした。

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またああやって甘い汁を啜りまくりたいですね。

 

テイルズさん、アキロッソさん、ちえままさん、ためよさんブコメありがとうございます。

やばい現場に突っ込まれるとぶん殴ろうとしてひっついてこられたりもしますが、こういうおいしい思いもできるのは警備の魅力の一つだと思います。警備で楽だと言っている人ときついと言っている人がやたらと二極化するのもそれが理由な気もします。

 

グラチーさんブコメありがとうございます。おかげさまで腰はだいぶ良くなってきました。