上級国民に憧れる下級国民の会

情弱な下級国民同士で生存の為の知恵を共有していきます。

百田尚樹「影法師」下級国民と上級国民の絆を描いた下級国民歴史文学の決定版

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上級国民作家百田尚樹といえば上級国民に憧れる下級国民の会が忖度している上級国民団体であるAPAホテルを絶賛するほどの恵まれた上級国民眼を持っていらっしゃる方で「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」などの主人公が完璧な人格者であり、上級国民でもある上級国民文学を数多く手がけています。


しかし、それほどの上級国民でありながら百田上級は下級国民が主人公である「モンスター」などの下級国民文学を数多く手掛けています。


今回紹介する下級国民文学はその中の1冊である「影法師」という本です。

この本は江戸時代を舞台にした歴史小説でありながらそこに下級国民要素を加えた「下級国民歴史文学」というジャンルに挑戦した意欲作でもあります。


本作の内容をネタバレ抜きで説明すると下級国民から出世し上級国民にまで上り詰めた主人公戸田勘一があらゆる才能に恵まれその名を藩に轟かせた約束された上級国民出世コースにいたはずの上級国民の身でありながら人生や社会というレールから外れてしまい下級国民になり不幸な下級国民的末路を迎えた友人磯貝彦四郎との友情物語です。


上級国民である磯貝彦四郎が落ちぶれ下級国民になっていく過程主人公戸田勘一は下級国民として迫害されながらも必死に努力して上級国民になっていく過程をドラマチックに描いています。


本書の下級国民的見どころといえば、上級国民彦四郎と下級国民戸田勘一との身分を超えた友情ですね。

特に彦四郎は物凄くカッコいいキャラクターでとても好感が持てます。

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あと彦四郎のモデルは百田さん自身みたいですね。
そして江戸時代から行われる上級国民への忖度下級国民に対する迫害などを非常にリアルに描いていることだと思います。


また下ネタが大好きでTwitterで1日10回へんずりしたと宣言し、処女作の「永遠の0」の時点で既に下ネタ満載で殆どの小説の中にどこかしら下ネタが入っている百田上級の作品とは思えない下ネタが少ないので下ネタが苦手な方でも大丈夫です。


また百田上級の作品の中でも異常なまでに物語の展開が早くここまで展開の早い小説を読んだことが無いほどです。
下級国民の皆さんも余裕や時間が有れば本屋や図書館などで読んで見るといいと思います。

 

下級国民の会的推薦度(⭐️5つ評価)

 

上級国民の方なら⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

一般国民の方なら⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

下級国民の方なら⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 

 

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