上級国民に憧れる下級国民の会

情弱な下級国民同士で生存の為の知恵を共有していきます。

上念司「デフレと円高の何が悪か」上級国民にも下級国民にもバラマキは善である

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kindle読み放題の無料期間中なので下級国民達の知恵の共有に役に立ちそうな本を読み漁っているところです。
この本は勝間和代さんに忖度している上念司さんの処女作です。
反緊縮のバラマキ論者達に大人気の本としても有名です。
こちらの本の内容はデフレを全否定し、バラマキを肯定する内容となっているので、反緊縮を訴える方が絶賛するのも分かります。

内容を要約すれば「円高は悪いことだよ。円安になると良いことばかりだよ」「デフレは悪いことだよ。良いことなんてひとつもないよ。」「インフレはそこまで怖くないよ」「国債を刷りまくってばら撒こう」「日本は財政破綻しないよ。国民一人当たりの借金とか全部デタラメだよ」「金利を下げるとお金の循環が良くなって良い効果をもたらすよ」と言ったリフレ派(バラマキ肯定派)の基礎的な内容を伝える本になっています。

例えばバラマキを行えばハイパーインフレ(年率13000%以上のインフレ)につながるという危惧(国がばら撒くとインフレするの)に対して、日本の一番インフレの進んだ時期である戦後すぐの時期ですら年率59%しかインフレしていないので、ちょっとバラマキをやったぐらいではそこまでインフレしないなどの反論がなされています。

ただ上念司さんの特徴の一つに説明を分かりやすくするために極端な比喩や過激な罵倒などを多用するというものがあるので、分かりやすい反面それが不快に思う人も多いと思います。
読む場合はそれらを理解した上で読んだ方がいいでしょう。

上級国民にも一般国民にもか下級国民にもバラマキ政策は善であるということが具体的な根拠とともに記されており、反緊縮を訴えるならこの本ぐらいは読んでおいて損はない内容になっていると思います。

下級国民の会的推薦度(⭐️5つ評価)

上級国民の方なら⭐️⭐️⭐️
一般国民の方なら⭐️⭐️⭐️
下級国民の方なら⭐️⭐️⭐️

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